緊急街宣活動を実施!!

平成21年12月17日

十二月十六日、鳩山首相による「天皇の政治的利用」に対する抗議活動の緊急街頭宣伝を行いました。  内容は、中国国家副主席を天皇と会見させるために特例を設けたことと、民主党の幹事長による間違った憲法解釈に対するものです。
 鳩山首相は、「日米同盟を堅持する」といいながら、日米合意に基づく普天間飛行場の返還を一方的に頓挫させたことで日米関係がぐらついていることを尻目に、民主党の国会議員団による中国旅行を容認すると同時に、中国国家副主席を無理やり天皇に会見させたことは「米国よりも中国の方が大事ですよ」と国内外に発信しているようで、歴史を鑑みない許されない問題と考えられます。  また、中国の国家副主席を天皇に会見させた理由を「大事な方」としていますが、中国以外の外国要人は、果たして「大事な方」にはならないのでしょうか。全く根拠もなく整合性もないお粗末な判断としか言いようがありません。  そもそも一か月ルールは、天皇と外国要人の会見は、天皇陛下の健康上の理由から過密なスケジュールを避けるために一か月前までに宮内庁に申し入れるという慣例ですが、それを破れということは天皇陛下の健康を気遣う配慮などなく言語道断ではないでしょうか。
 民主党の小沢幹事長は「天皇の国事行為は内閣の助言と承認で行われる」と憲法を持ち出しましたが、憲法第7条にあるように、天皇の国事行為とは国会を召集したり衆議院を解散するなどの法的根拠に基づくものであり、今回のような外国要人との会見は国事行為ではなく公的行為とされています。 さらに、小沢幹事長は宮内庁長官に対し「どうしても反対なら辞表を提出しろ」と発言しましたが、これがを「政治主導」というならば、民主党の目指す政治とは独裁政治に他ならないと考えられます。 国によって要人の扱いに差をつけることは許されることではなく、このことに天皇が利用されることを「天皇の政治的利用」と言わずしてなんというのでしょうか。

日本国憲法 第一章 第一条  天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。

 

社会を斬る!「第四話へ」

越谷市議会議員    伊藤 おさむ       


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